これまでに掲載した質問以外にも、赤根所長自身に関する質問や、今、一般市民である私たちにICCへの支援としてできることは何か、などの質問も多く寄せられました。
すでに記載したとおり、この回答は、制裁発動後に作成されたものです。赤根所長は、回答の中でも、現在JIRoLが行っている署名活動についても、感謝の意を述べておられます。
今回のセミナーや、赤根所長からの回答が、みなさまが、法の支配やICCについて、考えたり、行動に移したりするきっかけとなれば幸いです。
赤根社長は、大学で国際法を学ばれましたか?
少しだけ学びましたが、今のように充実した国際法の授業はまだない時代でした。
国際機関で働く場合、英語以外に話せると役に立つ言語は何語ですか?
フランス語かスペイン語をおすすめします。
国際機関を目指す学生によく見られる誤解はありますか。
語学だけできればよいというのは間違いで、専門としたい分野をまずはしっかり学ぶことです。
高校生が学ばなければいけない国際法は何ですか。
高校生に特化したものはなく、好きな部分から少しずつ手を付けてみてはどうでしょうか?
法律以外で役立った学問や経験はありますか。
役立つ学問については無限です。どの分野でも良いと思います。私は経済とか数学をもっと学んでおけばよかったと思っています。
判断に迷ったとき大事にすべきことは?
まず寝てから、朝スッキリしたときに考え直します。
コア・クライムという非人道的な犯罪と向き合う仕事であるが、審査の過程で心理的な負担を感じることがあるか。
被害にあった人のためにある自分の仕事だと割り切ると大丈夫。
さまざまな責任やプレッシャーがかかる要職にあって、心身面で支えになっているものはなんでしょうか。
仲間との談笑。かわいい犬や猫などの動物の動画を見ること。
どんなに複雑な事件でも、事務職や書記官、補助スタッフの仕事で『これは本当に助かった』と思ったことは何ですか?
常に冷静に構えて、あたふたせず、必要な資料や物を準備してくれることや、うっかりミスのないよう、点検を怠らないでこなしてくれること。
プーチン大統領などからの脅しなどを受けても恐れずに国際刑事裁判所での活動に取り組めるのはなぜですか。
自分の仕事に誇りを持っていること、自分の使命は何かを考えること、仲間と一緒にやること。
政治的な圧力や脅しを受けたとき、どうやって心を保っていますか?
まずはゆっくり寝る。違う側面を考える。気分を変える。仲間と議論するなど。
職務を全うするための『覚悟』や心の支えになっているものは何でしょうか?
信頼できる仲間の存在。
これまでに勇気づけられた出来事やへこたれないためのヒントがあれば教えて下さい。
裁判の場で被害者や関係者に感謝されたり、信頼を得られたりしたことがわかる時。
日本の若い法律家に期待することは何ですか?
弁護士の使命と理念を忘れずに仕事をすること、謙虚になること。
愛知県立高校生にメッセージをお願いいたします。
高校生は青春時代ではあるが、将来への不安も抱きがちな年齢。悩みがあることは将来に向けてのステップを上りつつある、だと自分で自分に言い聞かせ、我慢しながら一段ずつ階段を登り続けること。
恥ずかしながら最近国際社会の問題やICCについてきちんと知りました。これから、日本に住む一個人が国際社会の動きを学び、自分の意見を持ち、そして戦争に反対するためにはどのような方法をとればよいでしょうか?
このように書いていただけるだけで、素晴らしいです。私たち、毎日感覚を研ぎ澄ませ、何にでも興味を持ち続けていたいですね。
ICCとして、日本の若い人への情報発信をする考えはありますか。
模擬裁判などを開いて、裁判官が指導したりしています。あるいは、若い人向けにセミナーを開くこともあります。見学者達に丁寧に対応して、ICCのことを知ってもらうようにも心がけています。
今の私たちにできる世界平和への行動があれば教えてほしいです。
まずは知ることでしょうか。様々な国の歴史に触れ、人と交流するなども必要でしょう。
日本の若手やシニアの法律家に向けて、iccの活動をサポートするために何ができるかお聞かせください。
まずは、興味を持ってもらうこと、ICCでインターンなどをするのに挑戦すること、何かの機会にICCについて学ぶことなど、たくさんのやり方があると思います。
ICCを守るために、一般市民は何をしたらよいでしょうか。
(私の制裁に際して署名活動などに参加してくれた人々に感謝、です。)機会があればこのようなイベントに参加することも、ありがたいです。
AIは国際刑事法にどのような影響を与えると思いますか。
証拠収集方法が変わる、証拠の捏造などに注意するツールとして使える可能性がある。証拠の分析の一部を人の手から解放するなど、様々考えられる。
国連でもICCでも拠出金の負担を日本が他国と比べても大きな割合を占めているが、日本として国際社会に向けて平等に拠出金を分担するために行うべき役割は何ですか?
何を持って平等というかにもよります。額が多いのが不平等とも言えないでしょう。経済力に応じて分担金を支払うことも平等でないとは言えないのでは?と思います。日本の国際貢献がいずれは日本に還元されると思っています(直接的なものではなく、尊敬や共感などにつながる)。
ロシア、アメリカ等の大国が、武力行使をしているなかで、唯一の被爆国として日本人のおとなが子供に伝えて行くべきことは何だと思いますが。
原爆について正しく教えていくこと、それをもとに家族等で話をすること。
日本で普通に暮らしている市民にとって、ICCはどのように関係しているのでしょうか。なかなか実感がわきません。
法の支配の必要性は世界に共通の価値、その意味で日本における法の支配がICCにおける法の支配の考え方につながる、と考えると同じ価値を共有している、と思えるのでは?
ICCにどのように進化して欲しいとお思いですか?
もっと多くの国がICCに入って、多くの国々が連携を深めていくことによって、より正当性が増し、そのプレゼンスも上がること。

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